適用期日2022年4月1日
厚生労働省医薬・生活衛生局水道課水道水水質管理室
【改正の概要】農薬類:水質基準項目
1)内閣府食品安全委員会による食品健康影響評価の結果に基づきホスチアゼートの目標値を現行0.003㎎/L〜0.005㎎/L(緩和)に改正
2)厚生労働科学研究の成果に基づき要検討農薬類であるイプフェンカルバゾンを対象農薬リスト掲載農薬類へ分類を変更し目標値0.002㎎/Lとする
3)厚生労働科学研究を踏まえメチダチオンについて新たにオキソン体も検査の対象とし原体の濃度にオキソン体を原体の濃度に換算したものを合算してメチダチオン濃度とする
水道水の水質基準項目(51項目)に農薬が含まれないのは水道水(浄水)から評価値の10%を超えて検出する項目に農薬がない為水質基準に設定なく水道水中での検出の可能性があるなど水質管理上留意すべき項目として分類されています(農薬類:水質管理目標設定項目)
食品健康影響評価(リスク評価)食品中に含まれるハザード(危険物)を摂取することによってどのくらいの確率でどの程度の健康への悪影響が起きるのかを科学的に評価すること
人が一生に渡り毎日摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される量
要検討農薬類…毒性評価が定まらない事や浄水中の存在量が不明等の理由から水質基準、管理目標設定項目に分類できない項目
すでに農薬基準値規制緩和となっている対象農薬
カルタップ0.3mg/L→0.08mg/L強化○
ジクワット0.005mg/L→0.01mg/L緩和△
プロチオホス0.004mg/L→0.007mg/L緩和△
その他の農薬類
セトキシジム0.4mg/L→0.2mg/L強化○
チアクロプリド0.03mg/L→0.05mg/L緩和△
ベンスルタップ0.09mg/L→0.06mg/L強化○
まとめ
水道水の最終農薬残留値は個々の農薬ではなく多種にわたる農薬の総量濃度で管理され人体にとって安全基準値内での水道水供給となります今回の一部の農薬の規制緩和が人体に影響を及ぼす懸念はなく仮に総量濃度が安全基準値を超えた場合水道法上は断水となります
当社の製品は農薬が除去できるとの表現はいたしませんが、安全基準値内の低濃度の農薬には当社の水質検査表にあるようにトリハロメタン猛毒性の無いダイオキシン類と同じく無害化(消滅除去)は可能と考えております